『黙示録』池上永一(角川文庫)
2017年5月25日発売
『黙示録』上下巻 池上永一 角川文庫
- 作者: 池上永一
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2017/05/25
- メディア: 文庫
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1712年、琉球王に第13代尚敬王が即位した。国司の蔡温は国を繁栄させるため、王の身代わりとなる存在「月しろ」を探し始めた。一方、貧しさから盗みを働く蘇了泉は、王宮を追われた舞踊家・石羅吾に踊りの天賦の才を見出される。病気の母親を救うため、謝恩使の楽童子として江戸に上ることを決めた了泉。だが船中には、もうひとりの天才美少年・雲胡が同乗していた……。将軍に拝謁すべく、二人の舞踊家が鎬を削る!
不世出の一大叙事詩、遂に文庫化!
謝恩使を成功させ、琉球に凱旋した了泉は一挙に富と名声を得るが、成功を受け止めきれずにいた。一方、清国から冊封使としてやって来た徐保光を待遇するため、踊奉行の玉城朝薫は究極の舞踊である「組踊」を創始。琉球の芸術を究めるため、二人の天才舞踊家を用いて完成に近づけようと目論む。王の身代わりとなる「月しろ」は、果たして了泉か雲胡か? 傑作『テンペスト』を凌駕した、《琉球サーガ》の到達点、遂に文庫化!
5月25日発売、池上永一先生著『黙示録 上・下』の文庫版カバーイラストが公開されました。神秘的な短篇集『統ばる島』に続き描かせていただいた今回は、美しき舞踏家の壮絶な《琉球サーガ》…!!
— 遠田志帆*画集発売中 (@techicoo) 2017年5月18日
装幀の鈴木久美さんと海を越えて何時間も打ち合わせさせていただいたという意味でも幸せな絵です。 pic.twitter.com/6K0qtKkupF
好評発売中!池上永一先生著『黙示録』のカバー別verラフです。
— 遠田志帆*画集発売中 (@techicoo) 2017年7月26日
最終的には主人公自身を上・下に分割しましたが、当初は「ライバル(実直なクール系イケメン)と主人公(破天荒な輝くイケメン)」という胸熱なシチュエーションでした。
(注:琉球舞踊は1枚めのように衣服は舞いません💦) pic.twitter.com/o23sVm0UTl