『EPITAPH東京』恩田陸(朝日新聞出版)
2015年3月6日発売
- 作者: 恩田陸
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2015/03/06
- メディア: 単行本
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『六番目の小夜子』『夜のピクニック』『ユージニア』『中庭の出来事』『夢違』……ジャンルを越境していく、恩田ワールドの真骨頂!!
待望の最新長編小説。
東日本大震災を経て、東京五輪へ。少しずつ変貌していく「東京」――。その東京を舞台にした戯曲「エピタフ東京」を書きあぐねている“筆者K”は、ある日、自らを吸血鬼だと名乗る謎の人物・吉屋と出会う。吉屋は、筆者に「東京の秘密を探るための鍵は、死者です」と囁きかけるのだが……。
将門の首塚、天皇陵……東京の死者の痕跡をたどる筆者の日常が描かれる「piece」。
序々に完成に向かう戯曲の内容が明かされる作中作「エピタフ東京」。
吉屋の視点から語られる「drawing」。
三つの物語がたどり着く、その先にあるものとは――。
本日発売の小説トリッパー春号に恩田陸『EPITAPH東京』論を寄せました。記号性や物語消費に依存しない、新しい東京小説の姿とは。〈都市≒体験〉というキーワードから読み解いてみました。特集の奥泉光氏との対談が出色。http://t.co/YdGIZfirt2 #asahi_pub
— 倉本さおり (@kuramotosaori) 2015年3月18日
恩田陸『EPITAPH 東京』(朝日新聞出版)をめぐり、恩田さん×奥泉光さんが「トリッパー」で対談を。東京それ自体が主人公でもある小説を書かれた二人ならではの都市観、小説観が語られる。そして話はジャズに及び…。私は構成を担当しました pic.twitter.com/iLDNbx8Exl
— 江南亜美子 (@ami_ena) 2015年3月18日