『蜜蜂と遠雷』恩田陸（幻冬舎）
2016年9月23日発売
- 作者: 恩田陸
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2016/09/23
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (42件) を見る
俺はまだ、神に愛されているだろうか?
ピアノコンクールを舞台に、人間の才能と運命、
そして音楽を描き切った青春群像小説。
著者渾身、文句なしの最高傑作!
3年ごとに開催される芳ヶ江国際ピアノコンクール。「ここを制した者は世界最高峰のS国際ピアノコンクールで優勝する」ジンクスがあり近年、覇者である新たな才能の出現は音楽界の事件となっていた。
養蜂家の父とともに各地を転々とし自宅にピアノを持たない少年・風間塵16歳。かつて天才少女として国内外のジュニアコンクールを制覇しCDデビューもしながら13歳のときの母の突然の死去以来、長らくピアノが弾けなかった栄伝亜夜20歳。音大出身だが今は楽器店勤務のサラリーマンでコンクール年齢制限ギリギリの高島明石28歳。完璧な演奏技術と音楽性で優勝候補と目される名門ジュリアード音楽院のマサル・C・レヴィ=アナトール19歳。
彼ら以外にも数多の天才たちが繰り広げる競争という名の自らとの闘い。
第1次から3次予選そして本選を勝ち抜き優勝するのは誰なのか?
恩田陸『蜜蜂と遠雷』は浜松国際ピアノコンクールをモデルにした（推定）大会に集う個性的なピアニストたちの戦いを描く音楽対決もの。コンテストが始まってから終わるまでを書いてるだけなのにめちゃくちゃ面白い。まさにノンストップ。『チョコレート・コスモス』の系列。
— 大森望 (@nzm) 2016年9月27日
恩田陸さんは『蜜蜂と遠雷』で、遅すぎる上にも遅すぎる直木賞受賞を果たします(ｷﾘｯ
— 豊崎由美≒とんちゃん (@toyozakishatyou) 2016年9月27日
お仕事告知。今週号の「週刊新潮」に恩田陸『蜜蜂と遠雷』（幻冬舎）の書評を寄稿しました。『チョコレートコスモス』で演劇の身体表現を扱った恩田さんが今回は演奏された音楽を文章に置き換える難事業に取り組みました。必読だと思います。https://t.co/f5mSbLGOxA
— 杉江松恋＠『博麗霊夢、はじめまして』 (@from41tohomania) 2016年10月13日
本日11/13付の読売新聞に『蜜蜂と遠雷』(恩田陸著)の書評を書きました。私の場合、1ページ目を開いた途端、本に引きずり込まれてしまいました。ぜひ日曜日の今日に一気読みしていただきたい！演劇の世界を描いた著者の過去作『チョコレートコスモス』が好きな人は間違いなく好きだと思います。
— 朝井リョウ (@asai__ryo) 2016年11月13日
「小説トリッパー」今季号に、恩田陸『蜜蜂と遠雷』の長めの書評をかいています。「あどけない邪眼をもつ神の子ら」－－他者にも自己にも牙をむく「才能」というものの残酷さも描かれる。 pic.twitter.com/mmudK8g3q5
— 鴻巣友季子(助走中) (@yukikonosu) 2016年12月21日
