『オブリヴィオン』遠田潤子(光文社)
2017年10月16日発売
オブヴィリオン
遠田潤子 光文社
「あの世からだっていい、俺の名前を呼んでくれ」
森二が刑務所を出た日、塀の外で二人の「兄」が待っていた――。自らの犯した深い罪ゆえに、自分を責め、他者を拒み、頑なに孤独でいようとする森二。うらぶれたアパートの隣室には、バンドネオンの息苦しく哀しげな旋律を奏でる美少女・沙羅がすんでいた。森二の部屋を突然訪れた『娘』冬香の言葉が突き刺さる──「私、あの夜のこと、憶えているんです。あなたは私の目の前でお母さんを殺しました」。森二の「奇跡」と「罪」が事件を、憎しみを、欲望を呼び寄せ、人々と森二を結び、縛りつける。更に暴走する憎悪と欲望が、冬香と沙羅を巻き込む! 森二は苦しみを越えて「奇跡」を起こせるのか!?
【12/12書籍重版情報】『オブリヴィオン』(遠田潤子)https://t.co/PyvQ4wQyQV 発売中の「本の雑誌」1月号の特集「本の雑誌が選ぶ2017年度ベスト10」で第1位に! 遠田さんは、昨年の『雪の鉄樹』(文庫第1位)に続き2年連続の快挙です! この重版から1位帯で出庫します。#オブリヴィオン pic.twitter.com/LLzeoIDc3M
— 光文社 書籍販売部 (@kobunsha_cs) 2017年12月12日
遠田潤子さんの『オブリヴィオン』が「本の雑誌が選ぶ2017年度ベスト10」で、堂々第1位! 『雪の鉄樹』が2016年文庫ベストテンに輝いたのに、続いての快挙です! 唯一無二の濃密な作品世界の魅力を、ぜひ手にとってお楽しみ下さい!!
— kobunsha-bungei (@bungeitosyo) 2017年12月15日
【1/11書籍重版情報】『オブリヴィオン』(遠田潤子)https://t.co/PyvQ4wQyQV 「本の雑誌」が選ぶ2017年度ベストテン第1位に輝いた本作、1位効果もあって年末年始にまた動きました! 3刷出来です!! pic.twitter.com/L0zg5KLQVq
— 光文社 書籍販売部 (@kobunsha_cs) 2018年1月11日