【電子書籍】佐藤哲也『町 マラキム』(Tamanoir)
2020年1月15日配信
あるとき 町にオソがやってきた。
修道士、ヒト、死者、女優、魚、詩人、天使、密使、革命家、失神者、魔術師、サーカス、妹たち、行商人、海賊、花嫁……。小さな町を次々に訪れる訪問者。引き起こされる怪異と混乱。浮かび上がる町民たちの凡庸と滑稽と、ささやかな奇跡。
出口なき生の寓話「いたちあたま」、著者自身がある時期の最高傑作という「マラキム」、「プロキオン」を併録。
『魔王の子、鬼の娘』仁木英之(徳間文庫)
2020年1月11日発売
魔王の子、鬼の娘
仁木英之 徳間文庫
- 作者: 仁木英之
- 発売日: 2020/01/11
- メディア: 文庫
炎の中に消えたとき、嫡男である信忠もまた
二条城で攻められ、炎の中で死んだはずだった。
しかし、彼は目覚めた。
遠く離れた信濃の地で、顔に鬼の面が貼りついたまま。
そこには諏訪四郎勝頼の娘と名乗る美しく不思議な少女がいた。
天下の情勢が気になり、京へ向かう信忠に同行する娘。
しかしその行く手に、異形の“魃鬼(オニ)”たちが
襲いかかる……。
日本ファンタジーノベル大賞受賞者が描く歴史伝奇小説。
『魔王の子、鬼の娘(著:仁木英之)』装画を担当させて頂きました!版元は徳間書店さま。日本ファンタジーノベル大賞受賞者が描く歴史伝奇小説。 pic.twitter.com/ZBqsIC33DW
— Minoru (@minoru200) 2020年1月17日
〈料理〉時代小説傑作選『まんぷく』(PHP文芸文庫)
2020年1月10日発売
〈料理〉時代小説傑作選
まんぷく
宮部みゆき、畠中恵、坂井希久子、青木祐子、中島久枝、梶よう子 共著
細谷正充 編 PHP文芸文庫
おいしくも切ない味がする、江戸の料理をめしあがれ
蕪汁、桜餅、鮎の塩焼き……いま話題の女性時代作家による絶品アンソロジー。
岡っ引きの茂七が、謎めいた稲荷屋台の親父が出す料理をきっかけに事件の真相に迫る「お勢殺し」(宮部みゆき)、菓子屋の跡取り息子なのに、菓子作りが下手な栄吉の葛藤と成長を描いた「餡子は甘いか」(畠中恵)、風邪で寝込んだお勝が本当に食べたかったものとは何かを探る「鮎売り」(坂井希久子)など、江戸の料理や菓子をめぐる短編六作を収録した、思わずお腹がすいてくる時代小説アンソロジー。
【重版情報】
— PHP普及局 (@PHPfukyu) 2020年1月16日
1月新刊のPHP文芸文庫『まんぷく』(畠中恵、坂井希久子、青木祐子、中島久枝、梶よう子、宮部みゆき 著)と『白村江』(荒山徹 著)の2刷重版が決定しました!
発売から1週間足らずで重版決定です。ありがとうございます!
2点とも1/29重版出来予定です。#PHP #重版 pic.twitter.com/2mpTk3EKoT
『仕掛け絵本の少女(2)』堀川アサコ(小学館文庫)
2020年1月7日発売
- 作者: 堀川アサコ
- 発売日: 2020/01/07
- メディア: 文庫
少女カイに連れられて平安時代へトリップ!
歌舞伎町のホストクラブ「アリア」のナンバーワンホスト・碓井ヒカルは、ある日、店の太客から「鬼の腕」なるものをネットオークションに代理出品するよう持ちかけられる。もし売れればそのお金はまるまるヒカルのものにしていいと言われ、なんとなく話に乗ったところ、鬼の腕の干物はなんと一千万円で落札されてしまった。
とき同じくして、道ばたで謎の少女カイに呼び止められたヒカルは、指示されるままに神保町の古書店で仕掛け絵本を購入する。それは偶然にも例の「鬼の腕」が出てくる、平安時代の「渡辺綱の鬼退治」の物語で――。
再び目の前に現れたカイに「これより、平安時代に行きます」と告げられた……と思った次の瞬間、ヒカルは仕掛け絵本の中に入っていた。そこは完全に平安貴族の世界で、あわてて逃げ込んだお屋敷の中にいた美しい女性に、ヒカルは心を奪われてしまう。そう、その女性こそ「源氏物語」の作者・紫式部。あろうことかヒカルは、日本一有名な千年前の女流作家相手に、遅い初恋に落ちてしまったのだった。
大人気「幻想」シリーズのゴールデン・コンビが贈る、オトナとコドモのための元気がでるおとぎ話!