【電子書籍】『ギョウザとわたし』南條竹則(惑星と口笛ブックス)
2018年3月8日配信
【電子書籍】
『ギョウザとわたし』 南條竹則 惑星と口笛ブックス

- 作者: 南條竹則
- 出版社/メーカー: 惑星と口笛ブックス
- 発売日: 2018/03/07
- メディア: Kindle版
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稀代の翻訳者にして名エッセイスト南條竹則の書き下ろしエッセイ。
本書は第一にギョウザに関するエッセイあるいは文化史である。しかし同時に東京の回想記であり、さらに南條竹則版放浪記といった趣もそなえている。いわば 〈 餃子放浪記 〉 なのである。
昭和の東京、少年時代、原宿、食、文化、交友――祖母と二人暮らしの少年竹則はある日、不意に単独で夕食をとることを思い立ち、決然と中華料理店に向かう。そして長じては英国の詩文や怪奇幻想文学の薫風を受け、ギョウザを愛で、酒を愛し、中華料理の深奥へ莞爾として踏みいる。
チャールズ・ラム、アーサー・マッケンの最高の翻訳者南條竹則の滋味きくすべきエッセイをぜひ枕頭に。
四百詰原稿用紙換算約三百枚。表紙画像は、はくたま結真。
南條竹則『ギョウザとわたし』は、何かの賞に値するような素晴らしいエッセイです。回想、東京、食べること——。エッセイのファンは必読かと思います。
— 惑星と口笛ブックス (@p_a_w_books) 2018年3月9日