『樹海』鈴木光司(文春文庫)
2018年2月9日発売
『樹海』 鈴木光司 文春文庫
- 作者: 鈴木光司
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2018/02/09
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログを見る
苦しむことなく、この世とおさらばしたい――。死を渇望して樹海に溶け込む人間たちと、彼らとともに運命という名の濁流に巻き込まれていく人びとを描いた6つの連作短篇集。
「それぞれの短編に、長編一本分の着想が詰まっています」――鈴木光司
富士の裾野に広がる樹海で自殺を遂げた原田正吾。自殺をしようと入った樹海で原田の死体を見つけた井口輝子。原田も井口も幼児期からの親からの虐待によって性格を歪められて、大人になってから虐待の連鎖に苦しんでいた。ヤクザからの暴行により、瀕死の重傷を負ったまま車のトランクに入れられ樹海へ運ばれていく細田剛。不倫スキャンダルから転落人生に陥り、難病に冒された元女優の篠沢遠子。失業し、家族には見放され、引きこもりの長男の突然死から失踪したホームレスの矢掛弘。
樹海に入る人間も、入らない人間も、生まれ落ちたその瞬間から不幸の連鎖に巻き込まれ、因果応報の報いを受けていく。救いようのない人生を生きなければならなかった人間たちの生と死を描いた6つの連作短篇集。
文芸誌 2018年1月発売号
文芸誌掲載情報 2018年1月発売号
2018年1月1日発売
PR誌ちくま 2018.1 No.562
コラム
〈昔、一緒に暮らした人たち 3〉
瀬戸際の魔術師 古谷田奈月
2018年1月6日発売
群像 2018年2月号
〈創作合評〉
藤沢周×松永美保×江南亜美子
「無限の玄」古谷田奈月(早稲田文学増刊女性号)
「夭折の女子の顔」沼田真佑(すばる2018年1月号)
2018年1月10日配信
文芸カドカワ 2018年2月号
仁木英之「立川忍びより よろずお悩み承ります」最終回
忍ビジネスのため、自分のため、多聞は過去の悪夢と向き合う。
ハチャメチャ忍者一家、大団円!
2018年1月10日発売
文藝 2018年春季号
連載小説
恩田陸「灰の劇場」第十七回
2018年1月10日発売
本棚が見たい!
2018年1月11日発売
小説 野性時代 2018年2月号 Vol.171
連載小説
恩田陸「ドミノⅡ」
2018年1月22日発売
小説新潮 2018年2月号
特集【怪奇と幻想の宴】
◆小田雅久仁/ミカラダ(二ヶ月連続掲載)
――幼い頃、いじめていた女子に再会した俺。彼女の意外な変化とは
◆柿村将彦/狼男少年
――狼男のまねをするクラスメイト。私は彼が気になって仕方ない
【特選短編小説】
――若だんなが死んじゃった!? 長崎屋に三人の死神が現れて……
【小説新潮作家名鑑】
――奈良在住の人気作家が、度々訪れるという名所で見せた素顔
2017年1月22日発売
オール讀物 2018年2月号
時代小説の新風
二三四の諍い わかれ縁 西條奈加
両親の離縁の調停を頼んだ弟妹に対して長男の言い分は――
2018年1月22日発売
小説BOC 8
連載小説
雨上がり月霞む夜 第8話 紺頭巾 西條奈加
シャーロック・ホームズの凱旋 第5話 青い柘榴石 前篇 森見登美彦
「群像」2月号の、創作合評に参加しています。読み巧者の松永美穂さん藤沢周さんのお二人と、「早稲田文学女性号」から村田沙耶香さんと古谷田奈月さんの作品、「すばる」から沼田真佑さんの新作について、あれやこれやと。文学における女性性ってなんなのか、またひとつ考える機会となりました。 pic.twitter.com/IyM6Lv4iUD
— 江南亜美子 (@ami_ena) 2018年1月12日
『わたしの「もったいない語」辞典』(中公文庫)
2018年1月23日発売
『わたしの「もったいない語」辞典』 中公文庫
- 作者: 中央公論新社
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2018/01/23
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログを見る
作家・文学者・俳人など言葉のプロ一五〇人が、「聞くことのなくなってきた“もったいない”言葉」を、自身の想い出とともに綴ったエッセイ集。
<“もったいない語”の例>
「万年筆」……書き癖に染めて楽しく(高野史緒)