【電子書籍】『クロニカ―太陽と死者の記録』粕谷知世(惑星と口笛ブックス)
2018年12月3日配信
【電子書籍】
第13回「日本ファンタジーノベル大賞」大賞
クロニカ―太陽と死者の記録
粕谷知世 惑星と口笛ブックス
第13回日本ファンタジーノベル大賞受賞作品。本邦には珍しい叙事詩の資質をもった作者がインカ帝国の最後の日々をおそるべき想像力で描ききった大冊。
原稿用紙換算約670枚。
インカの最後の王、無慈悲な巡察使、生きているミイラたち、韋駄天の少年、聖ヤコブの化身である白い騎獣に乗った雷神にいどむインカの神獣ピューマたち。この巨大かつ稀なる幻視の叙事に刮目すべし。
インカの少女たちを描いたスピンアウト短篇「月の卵」(約38枚)を併録。
表紙、高田美苗。
電子書籍版「クロニカ—太陽と死者の記録」が、アマゾンでも発売されました。
— 粕谷知世のクロニカ【記録】 (@Chise_KASUYA) December 3, 2018
このたびの復刊にご尽力くださった関係各位、とりわけ惑星と口笛ブックス主宰の西崎憲さんに感謝いたします。表紙イラストの高田美苗さんにもお礼申し上げます。 https://t.co/CoKIv5EMeH
人間は文字なしでも生きられる、国家だって運営できる。
— 粕谷知世のクロニカ【記録】 (@Chise_KASUYA) December 3, 2018
スペイン植民地時代のペルーに生きた少年とともに、木乃伊(ミイラ)が語る、文字のない世界、インカ帝国のお話をお楽しみください。
クロニカ 太陽と死者の記録 Kindle版https://t.co/MblndoJjfZ
【電子書籍】『あいつらにはジャズって呼ばせておけ』(惑星と口笛ブックス)
2018年12月3日配信
【電子書籍】
ジーン・リース短篇集
あいつらにはジャズって呼ばせておけ
ジーン・リース 西崎憲・中島朋子他 訳 惑星と口笛ブックス
カリブのドミニカ国生まれの白人女性作家ジーン・リースは、知名度においては、ヴァージニア・ウルフやキャサリン・マンスフィールドに一歩譲るかもしれないが、現代性ではあるいは凌ぐ存在である。
『ジェーン・エア』に登場する屋根裏の狂女バーサを主人公にした長篇『サルガッソーの広い海』は、ポストコロニアリズム、フェミニズム、インターテクスチュアリティーのどの観点からも興味深い。 さらに21世紀の小説を先取りするように現在形のみで書かれた「あいつらにはジャズって呼ばせておけ」。完璧なゴーストストーリー「心霊信奉者」。戦時中の極端に右傾化したイギリスで排斥される女を描いた「よそ者を探る」など、主題は多岐にわたる。 そして登場人物の世界との隔絶感はつねに生々しい。ジーン・リースは現代作家である。そう言い切っても構わないだろう。
編纂は西崎憲、翻訳は安藤しを、磯田沙円子、樫尾千穂、加藤靖、小平慧、笹原桃子、沢山英里子、獅子麻衣子、中島朋子、西崎憲、吉見浩一。
原稿用紙換算約500枚。18作中15作が初訳。解説(約45枚)と書誌つき。
文芸誌 2018年11月発売号
文芸誌掲載情報 2018年11月発売号
2018年11月1日配信
ちくま 2018年11月号
特別掲載
小説におけるフェアネスと勇気 古谷田奈月・仲俣暁生―55
2018年11月12日発売
小説 野性時代 2018年12月号 Vol.181
連載小説
恩田陸「ドミノⅡ」
2018年11月16日配信
yom yom vol.53 2018年12月号
SPECIAL STORY
越谷オサム「二十歳のおばあちゃん」画:田中寛嵩
高校生の美羽と祖母の二人旅。「路面電車に乗りたい」という祖母の探している思い出とは――。
2018年11月22日発売
小説新潮 2018年12月号
【日本ファンタジーノベル大賞2018 決定発表】
「いずれも高レベル」と評された最終候補の中で栄冠に
輝いたのは、堂々たる時代エンターテインメントだった
◆受賞作
大塚已愛/勿怪の憑(抄)
――秘剣の術を父から授かった少年は、異国の少女を助けるために長崎へ向かう――選考会で圧倒的支持を集めた伝奇ロマン!
◆受賞の言葉
◆選評
◆日本ファンタジーノベル大賞2019募集要項
【特集 ファンタジー最新地図】
【小説】
◆柿村将彦/脳と手足
――身体の一部のように思っていた年下の幼なじみが突然消え
◆冴崎伸/悪魔の花
――白い部屋に集められた子供たち。運び込まれた花の正体は
◆清水朔/めでた隠し 奇譚蒐集録
――大正三年正月。鹿児島で耳慣れぬ風習を聞きつけた主と私
【特選読み切り短編】
◆西條奈加/瓦の州(くに) せき越ぬ
――想い人と親友との密会を目撃した武一は悶々と日を送るが
「波」11月号の3冊レビュー連載では、「ジェンダー関連を考える」として、古谷田奈月さん『無限の玄/風下の朱』(筑摩書房)、前田司郎さん『異常探偵 宇宙船』(中央公論新社)、松田青子さん『ワイルドフラワーの見えない一年』(同)を紹介しております。
— 瀧井朝世 (@asayotakii) November 5, 2018
今日から配信の「yom yom vol.53」に「二十歳のおばあちゃん」という短編が載ってますよ🚄🍱⛩️🐺🚋
— 越谷オサム (@koshigaya_osamu) November 16, 2018
詳しい(?)内容紹介はタグで。
著者がその取材力に度肝を抜かれた田中寛崇さんの扉絵だけでも見てってちょうだい!#JK #おばあちゃん #豊橋 #旅 #豊川稲荷 #路面電車 https://t.co/YsONwamaZJ
【婦人公論11/27号の本棚①】
— 婦人公論 (@fujinkoron) November 22, 2018
〈著者インタビュー〉
*浅生鴨『どこでもない場所』左右社
〈書評欄〉
*『愛なき世界』三浦しをん 中央公論新社(評:白石公子)
*『羞恥』チョン・スチャン みすず書房(評:豊崎由美)
*『翼竜館の宝石商人』高野史緒 講談社(評:仲俣暁生) pic.twitter.com/FEzZayjpVl
小説新潮12月号
— 合田里美 (@gouda_s33) November 23, 2018
特集ファンタジー最新地図 の
柿村将彦さん作「脳と手足」の挿絵を担当致しました!
このお話…すごいです!
ぜひ読んでいただきたい。
書店で手に取っていただけたら嬉しいです。 pic.twitter.com/ztTpcPyL3v
『厨師、怪しい鍋と旅をする』勝山海百合(東京創元社)
2018年11月30日発売
紅鶴楼縁起(仮)
- 作者: 勝山海百合
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2018/11/30
- メディア: 単行本
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優れた厨師(ちゅうし)を輩出することで有名な斉家村(せいかそん)に生まれた見習い料理人・斉鎌(せいれん)は、ある日見知らぬ男から不思議な鍋を借り受ける。しかしそれは煮炊きをしないでいると腹を空かして動物や人間を襲い始める、とんでもない鍋であった。鍋を返すまで故郷に帰ることは叶わない──流浪の身となった斉鎌は、鍋とむらに代々伝わる霊力を持った包丁を頼りに、戦場の飯炊き場、もののけの棲み家、名家の隠居所などで腕を揮いつつ、鍋の元の主を捜し歩くが……
若き厨師と怪しい鍋が旅の途上で出会う人々と不思議、そして料理。無類の面白さに満ちた美食中華幻想譚!