『わが殿』畠中恵(文藝春秋)
2019年11月27日発売
合戦が始まる。敵の名は、借金。
幕末期、ほとんどの藩が財政赤字に喘ぐ中、大野藩も例外ではなかった。
藩主・土井利忠は、様々な藩政改革を断行し、多額の借金を抱える藩財政を立て直そうとする。その執行役として白羽の矢が立てられたのが、若干八十石の内山家の長男である七郎右衛門良休。
四歳年下の殿の人柄と才覚に惚れきった七郎右衛門は、己の生涯を懸けて利忠と向き合い、時には反発しながらも、大野藩の再生に奔走する。
昨日までの当たり前は、とうに去っていたのだ。
新銅山の発掘、面扶持の断行、藩校の開設、類を見ない大型船の造船……。
七郎右衛門は、幾度も窮地に陥りながらも、利忠の期待に応え続ける。
だが、家柄もなく、殿の信頼を一身に集め、旧態依然とした大野藩の改革を続ける七郎右衛門には、見えざる敵の悪意が向けられていた。
そんな中、黒船の襲来により、日本中に激震が走る。
時代は移り変わろうとしていた――。
幕末最強バディ小説の誕生。
新時代を生き抜くヒントがここにある!
「日本ファンタジーノベル大賞2019」決定発表!
日本ファンタジーノベル大賞 2019
受賞作品
黒よりも濃い紫の国 高丘哲次
候補作品
まじない屋の愛情 実石さえ
ミスター・ゴーストハンター 末喜晴
愛されざる子どもたち 真路掬子(まろきくこ)
黒よりも濃い紫の国 高丘哲次
選考委員
【日本ファンタジーノベル大賞2019 決定発表】
賞の復活以来、初めて選考会が紛糾――。受賞の決め手となった
「作品の構造」と「神話性」とは、何だったのか?
◆受賞作
高丘哲次/黒よりも濃い紫の国(抄)
――都の王子と辺境の娘との出会いが世界を変える。「偽史」と「小説」両方があってこそ語りえた、豊潤で神話的な叙事詩
◆受賞の言葉
◆選評
このたび、日本ファンタジーノベル大賞2019を受賞いたしました。
— 高丘哲次 (@TetsujiTakaoka) November 22, 2019
先生からの選評では「四股を踏め」「まだ早い」「精進せよ」というお言葉をいただきました。(ほぼ原文ママ。ぜひ小説新潮をご覧ください)
小説界の幕内昇進を目指して、不撓不屈の覚悟で書き続けたいと思います。ごっつあんです。
#SF創作講座 第2期受講生の高丘哲次さん(@TetsujiTakaoka)が、日本ファンタジーノベル大賞を受賞されました。単行本が楽しみです! おめでとうございます!!!https://t.co/OVxiiuoYf4
— ゲンロンスクール (@genronschool) November 22, 2019
昨日はリツイートしかできませんでしたが、#ゲンロンSF創作講座 受講生だった高丘哲次さんが、「黒よりも濃い紫の国」日本ファンタジーノベル大賞2019を受賞。みごと、昨年の雪辱を果たされました。おめでとうございます! 受賞作を読むのが楽しみです。 https://t.co/KIrijCshV8
— 大森望 (@nzm) 2019年11月23日
小説新潮12月号に掲載れている「日本ファンタジーノベル大賞2019」受賞作、高丘哲次さんの「黒よりも濃い紫の国」に挿絵を描いています。異世界の雄大な風景の中に立つ、ふたりの登場人物の出会いのシーンを描きました。 pic.twitter.com/IVyCosbvYy
— 東京メロンボーイ(浦上和久) (@kazuhisauragami) 2019年11月29日
『貞子』BLZ(コミックス)
2019年11月22日発売
- 作者: BLZ,杉原憲明,鈴木光司
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2019/11/22
- メディア: コミック
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その呪いは、ある投稿動画から始まった… 。映画『貞子』をコミカライズ!
心理カウンセラーの茉優のもとに、ひとりの記憶障害の少女が入院してくる。やがてその少女は、一週間前に公営団地で起きた放火事件の犯人・祖父江が人知れず生み育てていた子供であることが判明。
少女と真摯に向き合う茉優だったが、次第に彼女のまわりで奇妙な出来事が起こり始める――。
一方、WEBマーケティング会社に勤める祐介の薦めで動画クリエイターとなった、茉優の弟・和真はアクセス数の獲得に焦るあまり、心霊動画を撮ろうとその火災跡に忍び込むが、動画をアップしたのちに消息を絶ってしまう。
茉優は拡散された動画を探し出し、再生してみると、和真の背後に長い髪の女が立っていて……。
『せき越えぬ』西條奈加(新潮社)
『四角い光の連なりが』越谷オサム(新潮社)
2019年11月20日発売
四角い光の連なりが
越谷オサム 新潮社
同じ車両の誰かの、今日はかけがえのない一日。きっと毎日、そうなんだ――。
恋と作文に悩む小学生も、夫を亡くしたおばあちゃんも。日本を訪れたポーランド人夫妻も、人気急上昇中の落語家も。故郷に帰る激務のサラリーマンも、熱狂的な阪神ファンも。人生の大切な瞬間、笑うときも泣くときも、気づけばいつも列車があった。忘れられない出会いや別れ、あなたの大切な記憶が溢れ出す五つの物語。
勉強会「第30回理想の遊京。」ご来場、宣伝ご協力ありがとうございました🙇
— 入船亭遊京 (@irfune_yukyou) 2020年2月16日
第一歩目💪
客席に小説家の越谷オサム先生が!短編集『四角い光の連なりが』落語家のお話、私も一蔵兄さんとほんの少しだけお手伝いさせていただきましたよ!☺️
今日は浅草演芸ホール→神田連雀亭たっぷり夜席です!😄 pic.twitter.com/8QerFnvStE