『我、過てり』仁木英之(角川春樹事務所)
2020年12月15日発売
信玄に三連勝!東北最大勢力に!歌舞伎になった豪傑!鎮西一と称される! ……なのに、何故!?命を賭けた戦場だからこそ際立つ、一度は栄華を極めた者たちの『しくじり』。 いったいどこで選択を誤ったのか。そしてそこからの決死の挽回術とは――。この教訓に、心震わさずにはいられない。「天敵」対武田信玄――村上義清 「独眼竜点睛を欠く」対豊臣秀吉――伊達政宗。「土竜の剣」対大坂の陣――薄田兼相。「撓まず屈せず」対徳川家康――立花宗茂。強大な敵を前に、一度は勝利を掴んだはずの彼らは何を過ったのか――。しかし同時にそれは、しくじりから教訓を得た彼らの再起への道程でもあった。戦国を照らす光と闇は、現代を生きる我々にも通じる教科書だ。