2020年3月のまとめ
2020年3月刊行タイトル
関連書籍
雑誌掲載情報
記事
文芸誌 2020年3月発売号
文芸誌掲載情報 2020年3月発売号
ちくま 2020年3月号 No.588
新連載
〈spring 1〉恩田陸―22
文蔵 2020.4
【連載小説】
●西條奈加 六つの村を越えて髭をなびかせる者 12
小説すばる 2020年4月号
新連載
遠田潤子「紅蓮の雪」第1回
小説新潮 2020年4月号
【傑作短編シリーズ】
小説現代 2020年4月号
コラム
遠田潤子「〆切めし」
ジャーロ No.71 2020 SPRING
好評連載
恩田陸 「梟の昼間」第十三回
「ワカチ」には宗教的な意味が? そして祐希ゆうきと片桐かたぎりの前に粟井あわい矢来やらいへ行くバスが……。
【月刊】作業療法ジャーナル 54巻 2020年4月号
■わたしの大切な作業
第24回 散歩の始まり・・・畠中恵
書評:平山瑞穂
小説すばる 4月号 (3月17日発売)
— 高杉千明 (@muginokoe) 2020年3月18日
新連載
『紅蓮の雪』
遠田潤子 著 / 集英社
遠田潤子先生の新連載『紅蓮の雪』の扉絵と挿絵を担当いたします。 pic.twitter.com/XoO3ojvViA
『未知の鳥類がやってくるまで』西崎憲(筑摩書房)
2020年3月31日発売
- 作者: 西崎憲
- 発売日: 2020/03/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
「行列」「開閉式」「東京の鈴木」などに書き下ろし「未知の鳥類がやってくるまで」を加えた全10作の短篇集。SF的、幻想的、審美的味わいと本をめぐる物語。
【お知らせ その4】西崎憲さん8年ぶりの待望の短編集『未知の鳥類がやってくるまで』に帯文を寄せました。胸の奥の、自分でもそんなものがあることに気づかなかった部分をそっと揺さぶられるような、不穏で美しい作品たちです。 pic.twitter.com/bYmxEVyD9J
— 岸本佐知子 (@karyobinga) 2020年4月4日
【受賞作】『約束の果て―黒と紫の国―』高丘哲次(新潮社)
2020年3月25日発売
「日本ファンタジーノベル大賞2019」受賞作
約束の果て―黒と紫の国―
高丘哲次 新潮社
「悲劇」を超克する鍵は二冊の書物(フィクション)――。溢れる詩情と弩級の想像力で綴られた、圧巻のデビュー作。
父が託した二つの遺物。偽史と小説、大国・伍州(ごしゅう)で長らく虚構とされた二書には伝説の国、壙(こう)とジナンを巡る、ある悲劇が記されていた。書に導かれるがまま、約束の地を訪れた「私」が見た光景とは。そして二つの虚構が交わる時、世界の果てに絢爛たる真実が顕れる。5000と70年の時を繋ぐ、空前絶後のボーイ・ミーツ・ガール。
装画を担当しました高丘哲次さんの『約束の果て 黒と紫の国』が新潮社より本日3/25に発売となりました。中国風異世界ボーイミーツガール、5000と70年を繋ぐ2つのフィクションなどなど…でピンと来た方はぜひ書店へ!https://t.co/DWxMnGyVBL pic.twitter.com/6h21njhUAs
— ISLAND9 (@ISLAND__9) 2020年3月25日
高丘哲次『約束の果て 黒と紫の国』はめちゃめちゃ面白い破天荒偽史小説です。クライマックスでは、SF的なアイデアとファンタジー的な奇想が炸裂。さらに本格ミステリ的な仕掛けまで鮮やかに決まり、唖然茫然、開いた口がふさがらない。おすすめ。 https://t.co/rrTKUOLDf0
— 大森望 (@nzm) 2020年3月27日
本日4月14日(火)の読売新聞朝刊文化欄「エンターテインメント小説月評」に『約束の果て 黒と紫の国』を取り上げていただきました。
— 高丘哲次 (@TetsujiTakaoka) 2020年4月14日
すばらしい書評に、心を打たれました。ありがとうございます! pic.twitter.com/JzyvQEhXkr
4月18日(土)付朝日新聞夕刊エンタメ欄で、日本ファンタジーノベル大賞2019受賞作、高丘哲次『約束の果て 黒と紫の国』が紹介されています。「一冊で二冊分(中略)、二度三度と読み返したくなる。家に籠もって腰を据えて読むにはピッタリの一冊だろう」。ですよ! pic.twitter.com/v2fohS9b3G
— Hashimoto Kyo(宣伝部→営業部) (@hashi_moto_k) 2020年4月18日
【電子書籍】「コドモクロニクル Ⅰ」(惑星と口笛ブックス)
2020年3月13日配信
【電子書籍】
ナショナル・エッセイ・プロジェクト 1
コドモクロニクル Ⅰ
惑星と口笛ブックス
当たりまえのことですが、最初から大人として生まれてきた者はいません。
ではわれわれはいつ子供でなくなったのでしょう。いつ大人になったのでしょうか。大人になった者はいったいどこにいるのでしょう。
ワーズワースはかつて詩のなかで、子供はその人間の親だという意味のことを述べました。子供のころの経験、それはたしかに人の方向を決め、あるときは助け、あるときは挫きます。
本書に集められた歓び、驚異、孤独、不安、恐怖は、多くの人間が共有するものです。けれども不思議なことにそこにはなぜか明確な個人性もあります。見事に普遍なものと独自なものが共存しているように見えます。
おそらくここに集められた優れた文章は読者の心に鮮やかに子供時代を蘇らせます。濃密なノスタルジーを見ることもできますが、それはある種の錯覚でしょう。われわれはおそらく子供時代を失ってはいません。違います。子供時代はつねに心の奥のほうでそのままつづいています。われわれはみな大きな子供なのです。
本書は〈ナショナル・エッセイ・プロジェクト〉の一冊目です。叢書名はポール・オースターの出版企画「ナショナル・ストーリー・プロジェクト」から直接的に借用したものです。
400字詰め原稿用紙換算約240枚。