【電子書籍】『糞袋』藤田雅矢(惑星と口笛ブックス)
2018年8月30日配信
【電子書籍】
第7回「日本ファンタジーノベル大賞」優秀賞
糞袋
藤田雅矢 惑星と口笛ブックス
本書は1995年に第7回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞している。
篤実な筆致とはいえ、これほどアナーキーな小説に賞が授与されたというのは、日本の文学賞の歴史でもきわめて稀なことかもしれない。もしこれほど理性的で読みやすい文体をそなえていなかったら、おそらくこの作品は『ドグラマグラ』『家畜人ヤプー』と並べられて三大綺書と呼ばれていただろう。
糞尿に関してどうやら特殊な感覚を持っているらしい少年「イチ」が中心になって、18世紀の京都の風俗文化思想詩歌が、万華鏡のように展開される。ファンタジー、綺想、幻想文学、空想時代小説マニア必読の傑作である。
400字詰め原稿用紙換算約300枚。惑星と口笛ブックス版あとがきつき。〈ブックス・ファンタスティック〉シリーズ第2作。
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— ふじたま (@fujitama3) August 29, 2018
「人間なんぞみな、糞袋よ」 時は江戸、舞台は京都。朝顔やたんぽぽも登場する、蘊蓄うんち小説。第七回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作。SF(スカトロファンタジー)です。https://t.co/TA4xBMwoQR
江戸時代、京の都のうんちと蘊蓄を詰め込んだ『糞袋』、23年ぶりに電子書籍で復刊。よくぞこんな話に賞をくださいました。日本ファンタジーノベル大賞すごい!https://t.co/ntXzSaNfCY
— ふじたま (@fujitama3) August 30, 2018